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作者 くらじ ななえ

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おはなし:その6
おはなし:その7
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   野生ハムスターのはんますとほいとやは、森でたおれていた小人をベッドにねかせると、かやくさであんだふくろのなかに、しろつめくさの穂を入れたおふとんをそおっとかけてあげました。まくらのなかみは、ねこやなぎのわたげです。

 「ほっぺが赤いのは、のどが
  
かわいているしょうこ、
  
冷たいお水をのませてみよう」


 「谷川からくんできた、
 
おいしいみずです。
  のめますか?」


 「ああのんだ」


 「ねえ、はんます。
  このこびとさん、
  どこからきたんだろうねえ



 
「う〜ん、見かけない顔だし、
  毛皮のベストなんか着ちゃって、
  暑そうだねえ。寒いところから来たのかな」
 

  「くつだって、底が厚くて、雪靴みたい」

 
雪!突然、二匹はひらめきました。

 小人がかぶっている毛糸の三角帽。先っちょには、まっ白い毛糸のぼんぼんがひとつ。

小人のかっこうは、雪山にのぼるときの服装です。

きっとどこかの雪国からやってきて、まよったにちがいありません。




そのときです。

小人が急に目を開けて、なにかいいました。

 「ぼくのとんかち、
    とんとんとんかち、
        かちかちかち…」


 「こんにちは〜、
  ぼくらははんますとほいとやです。
  ごきぶんはいかがですか?


  「なにかたべますか?


  「…ぼくのとんかち、
    とんとんとんかち、
        かちかちかち…」


  「ああわかった、とんかちを
  さがしているのですね。
  どこに落としたのですか。
  森ですか。川ですか。お花畑のほうですか」

 
「ぱ・ぴ・ぺ・ぽ…」 
 
と不思議なことばをつぶやいて、
 小人はそのままねむってしまいました。



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