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作者 くらじ ななえ

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おはなし:その1
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おはなし:その6
おはなし:その7
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  その夜は、風のつよい晩でした。

風にのって、はんますとほいとやは、ふしぎな声をききました。

「ぷ〜う・ぷ〜う…」

「とんとんとんかち・かちかちかち、こっちのこーはあーまいぞ、とんとんとんかち・かちかちかち…」




お日様がのぼると、はんますほいとやは、すぐにあさごはんのしたくをはじめました。

小人さんがねているから、しずかにね。

はんますは、小麦の粒がはいったパンのもとをオーブンにいれました。

パンが焼ける間に、ひまわりの種から作ったコーヒー豆を挽かなくちゃ。

やかんのお湯が、こぽこぽ音をたてて煮立ったぞ。

ああいそがしい。

ほいとやは、バターがたっぷり入ったあまーいスクランブルエッグをつくりました。

元気のない小人さんには、じゃがいものスープを用意しました。

はんますほいとやが子どものころ、風邪をひくといつもおかあさんがつくってくれたスープです。

赤いチェックのテーブルクロスの真ん中に、黄色い野菊をかざりました。


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