蒲田で予防歯科に取り組む歯科・歯医者

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虫歯予防ポイント4 キシリトール 

キシリトールは何からできている?

ガムのCMなどですっかりおなじみの「キシリトール」。でも、このキシリトールにすごい効力があることは案外知られていないようです。キシリトールは、白樺などの樹木から抽出加工して作られる天然素材甘味料で、砂糖と同等の甘さを持っており、イチゴやプラムなどにも微量ですが含まれています。しかし、キシリトールがただの甘味料と思ってはいけません! 砂糖などの糖分が虫歯のエサになるのに対して、キシリトールはエサにならず反対に虫歯菌の力を弱めてしまうのです。しかも、虫歯菌の中でもっとも強力な、歯みがきしてもなかなか落とせないミュータンス菌の数を減らしてしまうのです。 ここでは、キシリトールの効果とその利用方法をご紹介していきましょう。

キシリトールは虫歯菌を減らす

虫歯菌には、歯みがきぐらいでは落とせない大変やっかいなミュータンス菌があります。このミュータンス菌が放出する酸は強いので、アッという間に虫歯が進行してしまいます。

→詳しくは、「虫歯のしくみ」を参照してくださいね。

歯みがきで落とせないなんてどうすればいいの!と、お思いでしょう。もちろん、歯医者さんで専門的なクリーニングを受ければ落とせます。でも、実はもっと身近で手軽な方法もあるんですよ。 それが 「キシリトール」 です。

キシリトールは他のショ糖とちがってグルカンや虫歯の原因となる酸を作らないので、プラーク(歯垢)を減らしてくれます。また虫歯の原因の酸を作れないので、疲弊して、その結果ミュータンス菌の数を減らすことができるのです。

キシリトールの虫歯退治については、下記の講座で楽しく紹介していますので、

ぜひ見てくださいね!

キシリトールはプラークをさらさらにする

もうひとつ、キシリトールの効力として、歯を丈夫にするという働きがあります。 キシリトール入りのガムをかむと、だ液の分泌が促されるので、食事などで酸性化した口の中がいったん中和されます。酸性化によってエナメル質の表面から溶け出したカルシウムやリン酸は、中和されることによってまたエナメル質にとり込まれるのです。これを「再石灰化」といいます。 たくさんだ液が出れば、それだけ再石灰化が促されるので、歯が丈夫になっていくのです。 さらに、キシリトールは、だ液中のカルシウムをエナメル質に運ぶ力もあるんですよ。 キシリトールの虫歯退治については、下記の講座で楽しく紹介していますので、ぜひ見てくださいね!

キシリトールのじょうずな利用法

口の中に長時間とどめておけるという点では、ガムが効果的です。できれば50%以上含むものをおすすめします。 ただし、漠然とかむけでは効果は半減してしまいます。ポイントは、最初のツバは飲み込まず、2分間、口の中でグルブルまわしましょう! こうすることで、ミュータンス菌にまんべんなくキシリトールがいきわたります。お子さんなどで、どうしても2分間ツバをためるのが難しい場合は、5分~10分間はかみつづけましょう。 また、ミュータンス菌を減らしたい人は「食直後」に、だ液を増やしたい人は「食前」にキシリトールをかむと効果的です。 さらにフッ素入り歯みがき剤で歯みがきすればカンペキです!

キシリトールのタブレットもあります。

赤ちゃんには細かく砕いてからあげましょう。

キシリトールの安全性は?

キシリトールはおもに白樺や樫などの樹木から抽出される成分を原料とする天然素材の甘味料で安全な食品です。 日本では1997年に食品添加物として厚生労働省より認可され、おもにガムやキャンディなどの甘味料として使われています。 口から入ったキシリトールはそのほとんどが小腸で直接吸収され、体内で代謝されてしまいます。一部は大腸で発酵されるため、量を過ぎるとまれに便がゆるくなることもありますが、毒性は認められていません。

健診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3ヶ月先のご予約もお気軽にどうぞ。

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