蒲田で予防歯科に取り組む歯科・歯医者

〒144-0035東京都大田区南蒲田 2-16-1
テクノポートカマタ センタービル別館2F

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当院の顎関節症治療

治療経験37年以上の院長が担当

「口を開けたときに音がする」「あごが痛い」「口が開かない」といった症状に気づいたら、「顎関節症」かもしれません。この病気は肩こりなど全身の症状を引き起こすケースもありますので、お早めにご相談ください。

顎関節症は噛み合わせのズレによっても起こります。そのため治療に際しては、噛み合わせを整えることが欠かせません。

当院の院長は、かつて日本歯科大学の補綴学第2講座に在籍しておりました。当時この講座には、ドイツで顎関節症について学ばれてきた稲葉繁先生を中心に、日本における噛み合わせ治療(オクルージョン)の黎明期を支えた優秀な歯科医師が多数在籍されていました。院長はその先生方から、噛み合わせや顎関節症について深く学ぶ機会を得たのです。

以来37年(※)にわたり、院長は噛み合わせや顎関節症の治療に積極的に取り組んでまいりました。日本歯科大学補綴学第2講座での経験から、噛み合わせのズレが顎関節症だけでなく、身体に起こるさまざまな不調の原因となることを知っていたからです。

院長自身の経験を活かした顎関節症の治療

実は院長自身、小学生の頃から顎関節症に悩まされていました。その後日本歯科大学歯学部に進学し、噛み合わせや顎関節症について研究するうちに、あるひとつの結論にたどり着きました。それは、「顎関節症の治療には、噛み合わせだけでなく生活習慣の改善も重要である」ということです。

それ以来自らを実験台にして効果を検証し続け、「生活習慣の改善こそが顎関節症改善の要であり、近道である」との確信を得ました。現在では顎関節症でお悩みの患者さまに自身の経験をお伝えしながら、その信念に基づいた治療を行っています。

※2020年現在

健康なお口を守るため
噛み癖の改善に注力

人が「噛みしめる力」は、自分の体重に比例していると言われています。噛みしめる力が常にかかっていると、歯にとっても負担となり、お口の中にトラブルを引き起こしかねません。

お食事をしているとき以外のお口の状態は本来、お口の周りの筋肉がリラックスしているもの。そして上の歯と下の歯が触れ合わない状態を保っているのが正常です。このとき、上の歯と下の歯の間にできる3~4mmほどの隙間を「安静空隙(あんせいくうげき)」と言います。この隙間は、歯に不要な力をかけないための役割を担っているのです。

しかし最近ではこの安静空隙を保てない、「TCH(Tooth Contacting Habit/歯列接触癖)」を持つ方が増えています。無意識のうちに歯と歯が接触する「TCH」を持つ方の多くは、お口の周りの筋肉を強く収縮させる「噛みしめ」も行っています。

TCHや噛みしめによって不要で過剰な力が歯にかかると、顎関節に負担をかけて顎関節症を引き起こしたり、歯周病を悪化させたりすることも。そのため安静空隙を保つことは、お口のトラブルを未然に防ぐ上でとても重要です。そこで私どもでは、患者さまが安静空隙を保てるようにするTHCの治療に取り組んでおります。

安静空隙を保つメリット

  • 1

    歯周病になりにくくなる

歯にかかる過剰な負担が軽減されて、歯を支える組織の血流が阻害されにくくなるほか、血の巡りが良くなることで健康の改善にもつながります。

  • 2
    顎関節症の改善

あごの関節に不要な力が加わらないので、顎関節症の症状改善を期待できます。

こういったメリット以外にも、お口の周りの筋肉などがリラックスした状態になるため、肩こりや緊張性頭痛が軽減される可能性も。上下の歯を接触させてしまう癖や「噛みしめ」の改善には、多くのメリットがあるのです。原因不明の歯の痛みや頬のだるさがある方も、ぜひ一度ご相談ください。

当院で行っている治療

舌を正しい位置に置けるようになれば、安静空隙が保たれ、上下の歯が接触しなくなります。そこで私どもでは、舌を正しい位置に置けるようにするため、以下のトレーニングを行っています。

  • 舌の先で、前歯の後ろにある「切歯乳頭(せっしにゅうとう)」というふくらみを探す
  • ふくらみの後ろに舌の先を軽く押し付ける
  • 唇を閉じる
  • 上下の歯を接触させず安静空隙を保つ
  • 鼻呼吸をする

上下の歯を接触させてしまったり、「噛みしめ」をしてしまったりといった癖は、人が無意識に行ってしまうもの。だからこそ改善するのが大変な場合もあります。

当院ではこれらのトレーニングをご自宅でも実践していただいた上で、月に3回のペースでのご来院をお願いしています。そうしてご自宅でのトレーニングがきちんと行えているかを確認し、患者さまが安静空隙を保てるようサポートをしてまいりますので、ご一緒に頑張っていきましょう。

寝ているときにはナイトガードで歯を守ります

どんなに意識していても、眠っているときは正しい位置に舌を置けません。そこで就寝時には「ナイトガード」というマウスピースを装着していただきます。このマウスピースを装着すると、ギュッと強く噛みしめても力が分散されるため、不要な力を軽減し歯へのダメージを防げるのです。

マウスピースは通常、歯科技工所に依頼し、歯科技工士が院外で製作することが一般的です。しかし当院では、歯科技工士と歯科衛生士のダブルライセンスを持ったスタッフが院内でお作りしています。

院内でマウスピース製作まで完結できる体制を整えていますので、製作者が実際にお口の状態を拝見し患者さまに伺った生活習慣の情報をマウスピースに反映させるといった、きめの細かい対応が可能です。

このように患者さまのお口に合ったマウスピースをお作りし、TCHの治療に役立てております。どうぞお気軽にご相談ください。

生活習慣の改善をサポート

顎関節症は、歯並びが乱れていたり噛み合わせが良くなかったりといった方が発症すると思われがちです。しかしそれは間違った認識で、実際は「あごの関節(顎関節)周りの、筋肉の不調和からくる病気」だと言われています。歯並びや噛み合わせが良い人でも、顎関節症になってしまう可能性があるのです。

顎関節症の原因としては、大きく3つのものが考えられます。

  • 1
    あごの使い方が悪い
  • いつも横向きでテレビを見ながら食事をする習慣がある
  • するめやフランスパンなど硬いものが好きで、つい食べ過ぎる
  • 首とあごの筋肉に負担をかけている
  • 2
    骨格に問題がある
  • 脊椎(せきつい)変形症や、ストレスによる緊張感から常に肩が凝っている
  • 急に高さのある枕を使い始めたなどが原因で、筋肉のバランスが悪くなった
  • 足を組む癖がある(足を組むと腰から首の筋肉がねじれて背骨が曲がり、全身の筋肉バランスが崩れる。そして顎関節にも悪影響が出る)
  • 3
    お口の中に変化が起きて、あごの使い方が変わった
  • 虫歯や歯周病のある歯を避け、健康な歯だけで噛んでいる
  • 歯が抜けた状態のまま放置して、決まった歯だけで噛んでいる

1は偏食、2は生活習慣から起こる姿勢と大きな関係があります。言い換えれば、食生活や普段の姿勢、噛み癖などの生活習慣を見直せば、顎関節症の症状を軽くできるということです。当院では原因の3にあるような虫歯・歯周病の治療はもちろん、複数のアプローチから顎関節症の治療を行っています。

具体的には、腹式呼吸を修得することで正しい姿勢と歩き方を目指したり、お食事の際の姿勢についてアドバイスし、生活習慣の改善をお手伝いしたりといった内容です。

身体のゆがみが重度である場合には、「MFT(Myofunctional therapy/口腔筋機能療法)」の訓練を受けていただくことも可能です。MFTとは、正しい舌の動きや、正しいお口周りの筋肉の動きを覚えて習慣化し、正しく機能させる訓練のことです。30分8,000円(税別)の自費治療ではありますが、MFTを特別に学び訓練した歯科衛生士による「身体のゆがみの改善サポート」を受けられますので、ぜひご利用ください。

治療名:MFT(口腔筋機能療法)
治療のリスクや副作用:自宅でのトレーニングを怠ると期待した効果を得ることができません。お子さまの場合、ご本人だけでなくご家族の協力がなければ期待した効果を得られない場合があります。
治療の価格:15分4,000円(税別)、30分6,000円(税別)

顎関節症治療の流れ

検査

器具やレントゲンで、あごの関節の状態や噛み合わせを検査します。

治療計画の説明

検査結果をご説明し、治療計画をご案内します。

治療

治療計画にご納得いただけましたら、治療を開始します。

治療の評価

治療の効果が出ているかを評価します。必要に応じて治療計画を変更します。

終了

STEP3~4を繰り返し、症状が改善したら終了です。

健診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3ヶ月先のご予約もお気軽にどうぞ。

03-5703-5582
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京浜急行線「蒲田」駅より徒歩8分
JR「蒲田」駅よりバス15分、徒歩18分、タクシー10分