当院では日本歯周病学会認定の「歯周病専門医」を招へいし、歯周病治療を行っています。
専門医の資格とは、学会によってその治療技術や知識・実績を認められた歯科医師だけが取得できるものです。患者さまのお口の状態に応じて「どのような治療が必要か」という診断の段階から、この歯周病専門医が担当いたします。
歯周病の治療にはさまざまな種類がありますが、中には難易度が高く、一般的な歯科医院ではあまりご提供していない治療も存在します。
歯周病が重症化した患者さまに行う「歯周外科治療」や、あごの骨・歯ぐきを再生する「再生療法」などがその一例です。こういった治療を行うには、歯周病についてのより専門的な知識と数多くの治療経験が必要なため、歯科医師だからといって全員が手がけられるわけではありません。
その点私どもでは大学病院の歯周病専門医が治療を担当しますので、このような難しい治療のご提供も可能です。
このようにお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
当院は20年以上(※)前から、学会認定の歯周病専門医を招き、本格的な歯周病治療をご提供してまいりました。この取り組みを開始した当時は、歯周病治療を専門的に扱う歯科医院がまだ少なかった時代です。
大学病院の専門医を招いて月に1度開催していた当院の勉強会には、近隣の歯科医師会の先生方にもご参加いただいておりました。そうして一般開業医における歯周病治療の黎明期を支えてきたという自負が、私どもにはございます。
歯周病治療に20年以上(※)も前から取り組んできたのは、「歯を守る」ことを重視する歯科医院だからこそです。歯周病は歯を失う原因のトップ。数多くの治療に携わってきた豊富な経験から、歯周病を改善するホームケアの方法や、患者さまに合った治療方法をご提案し、皆さまの生まれ持った歯を守ってまいります。
歯周病が重症化すると歯を支えるあごの骨が溶けてしまい、歯を抜かなければならなくなることがあります。できるだけ歯を抜かずに、お身体への負担が少ない治療をするためには、歯周病治療の専門的な知識や技術、豊富な経験が必要です。
歯周病の治療には、歯石やプラークを取り除くことが欠かせません。この歯石やプラークの除去の処置は、歯科衛生士が担当します。歯石を取り残してしまうとなかなか症状が改善されないため、歯周病の治療においては、歯科衛生士の腕前が非常に重要なのです。
歯科医師と同様、歯科衛生士にも学会の認定資格が存在します。当院には、日本歯周病学会認定歯科衛生士の資格を持つスタッフが3名勤務しております。この資格は学会に歯周病治療の腕(技術)を認められた上で、さらに定期的に症例報告や学会参加を続けていかなければ取得・維持ができないものです。3名のうち2名は、後進の歯科衛生士を指導する立場にあります。それだけ知識や技術が豊富だということです。
この3名の歯科衛生士を筆頭に、当院のスタッフには精鋭そろっています。独自の厳しいテストや、スタッフ同士の相互実習をクリアし、患者さまへの施術を問題なく任せられると認められた衛生士だけが、患者さまの担当になれるのです。
さらに歯周病の改善や予防にはお口のケアが大切であるとの考えから、私どもでは開院当時から、歯科衛生士専用の診療室を設置してきました。落ち着いて施術を行える環境で、患者さま一人ひとりに寄り添ったケアのご提供に努めています。また担当制となっており、同じ衛生士が1人の患者さまをずっと担当しますので、お口の中の変化にも気づきやすく、よりきめの細やかなケアの実現が可能です。
こうした取り組みの結果、患者さまからは厚い信頼を寄せていただけることも多くなってまいりました。開院から今日まで30年ほど(※)にわたり、長く通院してくださっている方も少なくありません。クリーニングの後はお口がスッキリしますので、それを楽しみに継続して通われる患者さまも多くいらっしゃいます。このように定期的に来院されている方のほとんどは、歯周病が再発することなく、お口の健康を保つことができています。
地域の皆さまのお口の健康を支える歯科医院として機能できているのは、当院の喜びのひとつです。歯周病治療で通院しているのになかなか改善しない方、歯を抜かなければいけないと診断された経験のある方も、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
※2020年現在
検査器具やレントゲンで、歯周病の進行度合いを調べます。
歯周病がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
歯周病の原因となる歯石やプラーク(歯垢)を、専用の器具を使って取り除きます。
効果的な歯磨きの方法をお教えします。
歯周病を再発させないために、定期健診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。